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愛の巣 小説表紙
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羞恥の館-1-

羞恥の館-2-

羞恥の館-3-

羞恥の館-4-

羞恥の館-5-









羞恥の館-4-
 25~32 2018.2.26~2018.3.15


 

-25-
<裕子の悦楽>
古美術店風鈴館のオーナーは還暦をむかえる円山明良です。この風鈴館のディレクターが28才になる大村裕子。美術館の学芸員としての才能を円山に認められ、館の運営を任されることになっています。円山には後継者として、裕子にその財産を引き継ぐという話しで、内縁関係になったのです。親と子以上に離れた年齢ですが、円山にとっては裕子が、こころを生きる糧となり、裕子はまた我が身の欲求を満たしてもらう相手として、ここにいるのです。
「ああん、あん、あん、円山さま、ああん」
風鈴館三階の四畳半、畳の間に置かれた座椅子は特別仕立ての道具です。碁盤の高さほどの座部に背凭れがつけられていて、その背凭れは十字の板です。拷問具ではなくて、快楽具として古美術店の風鈴館に落札された硬い木製の性道具です。
「いいから、いいから、裕子は、うるわしい、ねぇ」
ピンクの長襦袢を羽織った裕子が、その快楽具に座らされます。
「あん、ああん、だめですよぉ、ああん」
座部の寸法は横長で40㎝✖30㎝、十字形の背凭れの幅は20㎝です。座部にお尻を置いた座らされ、十字を背負って女物の兵児帯でタスキ掛けされてしまいます。
「ふふふふ、裕子、たっぷり、かわいがって、やるよ」
円山の魂胆は見え見えです。その座椅子自体が性の道具ですから、裕子を、弄って、弄りまくって、ヒイヒイよ泣かせるのです。
「ほうら、裕子、足、ひろげなさい、ほうら」
足首から膝の長さより、座椅子の高さの方が低くて浅いので、足首をひろげさせ、膝をひろげさせると、裕子の股間が丸出しになるのです。
「ああん、いやん、あん、ああん」
「そうだ、そうだ、裕子、襦袢のピンクが、よく似合っているねぇ」
背凭れごとタスキ掛けされた裕子の上半身は、長襦袢が乳房を隠しています。円山は裕子の胸をはだけさせ生乳房を露出させます。
「ほうら、うんうん、裕子のおっぱい、いいおっぱいだねぇ」
「いやですよぉ、円山さまぁ、ああん」
背凭れごと赤い兵児帯でタスキ掛けされている裕子が、襦袢地をひろげられ、胸を露出され、円山に眺められます。そうして裕子は、座ってお尻に敷いているピンクの長襦袢を、ずり上げられ、お尻から抜かれてしまいます。
「ああん、あん、ああん、円山さまぁ、ああん」
未だからだを触られてもいないのに、裕子が喘ぎだします。男の円山を前にして、恥ずかしい格好にされだしているからです。円山は、28才、有能な女ディレクターの下半身を、剝き身にしてやるのです。時刻は夜の九時を過ぎたところです。純和風、四畳半の畳部屋、隣接している三畳間のベッドルームとは襖で仕切られています。

-26-
背凭れつきの座椅子にお尻を置いている裕子。目の前には円山が座っています。裕子はピンクの長襦袢をまだ半分まとった裸体です。乳房は露出され、下半身は腰から下を露出されている裕子です。
「ああん、円山さまぁ、見ちゃ、いやですよぉ、ああん」
裕子は円山の目線から逃れるように、太ももを摺り寄せ、膝を合わせて横流しです。
「膝を立てなさい、、それで、膝をひらくのです」
十字背凭れごと兵児帯でタスキ掛けされている裕子の羞恥を、感じながら円山は、いっそうの羞恥心を裕子に与えていきます。円山は、その裕子の膝を立てさせ、膝をひろげさせます。そうして膝裏から帯留めを巻いて縛り、背凭れに引き上げ括ってしまうのです。裕子の左膝がまだ足裏が畳に着くところで引き上げとめられます。そうして右膝を同様に引き上げとめられてしまいます。
「ああっ、あああん、円山さまぁ、こんなの、恥ずかしい、恥ずかしいですぅ」
28才の熟しだした裕子の女ごころが、羞恥の気持ちを露わにします。還暦を迎える円山の目の前です。開脚させられ、見つめられる羞恥です。
「いいねぇ、裕子、たまらないねぇ、裕子、濡れてるじゃないか」
「いや、いや、いやですよぉ」
円山が、裕子の股間に手を伸ばし、縦割れの唇の片方を、めくってしまいます。陰唇、その肌色よりも濃いピンクの内側を、見て、濡れているというのです。
「感じてるんだね、裕子、女のからだは、微妙だね」
「うっ、あっ、いやっ、ああっ」
双方の陰唇を指につまんで、円山が花弁がひろがるように、左右にめくりあげます。裕子の、恥じらいのうちがわ、ピンク色した陰唇内側が、膣前庭が露出されたのです。
「いいねぇ、裕子、若いんだ、ヌルヌルだよ、ほうら」
円山が、膣口から膣前庭になるところに、右手中指の腹をあてます。そうして撫ぜて、ヌルヌルをすくいとるのです。
「ああん、いや、いや、いやですよぉ、円山さまぁ、ああっ」
「ほうら、見てごらん、裕子、こんなに、ぐっちょりだよ、ほうら」
「ああん、いや、いや、そんなの、ああん」
裕子は、かんじんなところはなにひとつ刺激してもらえず、弄られるから、うずうずです。からだお奥が疼いてきます。じんじん、体液が滲み出るのを感じる裕子です。

-27-
三条木屋町を上がったところにある三階建ての古いビルが風鈴館です。一階は古書や版画を売るショップで二階は主に日本画を扱う画廊です。三階は、ショーが開催できるスペースで八畳間と四畳半、それにベッドが置かれた三畳間です。大村裕子は、風鈴館のディレクターでショップの仕入れ、画廊の企画などを仕事にしています。美術館の学芸員をしていた裕子を、オーナーの円山明良が見染て、引き抜いたというところです。風鈴館の所有権を譲るという円山の以降もあって、内縁の関係になっている裕子です。
「ああ、円山さま、ああ、ああん」
仕事中には見せない女の声で、円山の弄りに悶えていく裕子。四畳半の和室です。十字背凭れ座椅子に開脚Mの格好で座らされた裕子の前に、円山があぐら座りです。座椅子の座部は碁盤の高さ。裕子の股が、円山の目線の下です。
「ううん、いいねぇ、裕子、いいおめこだ、いいねぇ」
「いやん、円山さまぁ、そんなこと、いわないで、くださいな、ああっ」
「濡れてきてるよ、ほうら、ここ、裕子の、気持ちいい処、ほうら」
長襦袢を羽織って背凭れを背負い、兵児帯でタスキ掛けされた裕子の上半身。長襦袢はひろげられ、乳房は露出です。お尻を座部に置き、束ねられた縄で括られた膝、その縄は、左右それぞれに十字背凭れへ引き上げられて開脚です。足裏が畳につく高さ。太ももは90度以上にひろげられているのです。
「あん、ああん、あああん」
円山が、陰唇をめくりあげ、ピンクの谷間を指の腹で撫ぜるんです。陰毛がゆらゆら、恥丘から会陰までは8㎝。陰唇で隠された股のなか。裕子は、其処を円山の指で弄られているのです。
「おお、おお、裕子、濡れているね、トロトロだよ」
28才女裕子の膣口から、トロっとした透明の体液が、滲みだしたのです。滲みだした蜜を、指にすくって乳房に手をのばし、濡れた指先で乳首をつまんでいく円山。ヌルっと濡れた乳首を揉まれる裕子。
「ああん、あん、ああん、あああん」
裕子が、顔をあげ、呻くようにして、悶えの声を洩らします。円山は左の手指で股をまさぐり、人差し指と中指を、膣のなかへ挿し込みます。右の手で、乳房をまさぐり、乳首を密で濡らして、揉んでやります。裕子は、からだをせりだし、太ももをひろげ、喘ぎだします。
「ひやぁああ、ああん、あん、あん、ひぃいい、いいっ」
ぺちゃ、ぺちゃ、裕子の股から奏でられる淫らな音が、円山の情欲を掻き立て、こころをキュンキュンに締めつけていきます。

-28-
背凭れ座椅子の背凭れは十字の板です。座部は碁盤の高さです。風鈴館ディレクター28才の裕子が、この座椅子に、開脚でMの姿にされ、ただいまオーナーの円山明良から、愛欲のほとばしりを受けているところです。四畳半の畳の間です。長襦袢は着ているものの、乳房は露出され、腰からしたはめくりあげられた格好で、膝が背凭れ十字板の横板に引き上げられ、股が開かれているのです。
「ああん、ひゃああん、円山さまぁ、ひゃああん」
背凭れを背負う格好でタスキ掛けされている裕子です。逆八にひろげた膝から太もも、その真ん中のド真ん中を指で弄られている裕子。
「うっふふふっ、裕子、とろとろ、蜜が、流れだして、きているね」
裕子のまえに座り込んでいる円山は、裕子の膣のなかへ、指を二本を挿しいれて、膣襞をこすっているのです。
「ああん、ひゃああん、あん、あん、円山さまぁ、ああん」
昼間には、仕事をテキパキとこなす才女の裕子が、夜には淫乱になって、うれし泣きしているのです。円山は、裕子の前に立ち上がり、下半身を剥き出し、腰からのモノを裕子に突き出します。
「ほうら、裕子、おまえがすきな、おとこのちんぽだ、ほうら、くわえろ」
円山は、裕子に、フェラチオさせるのです。
「はぁああ、あん、ああん、ううっ、うぐ、うぐっ」
膣のなかを指で弄られ、トロトロにされている裕子は、目の前に突き出された半勃起のちんぽを、むさぼりだします。背凭れ板をタスキ掛けして背負った半裸の裕子が、手を円山のお尻にあて、唇にちんぽを咥えこみます。
「ううっ、うぐ、うぐ、うううっ」
「いいね、裕子、いいよ、裕子、ううっ、おおっ、いいねぇ、裕子」
「ううっ、うぐううっ、うう、うう、ふぅうう、ううっ」
ヌルっとした円山のちんぽ、亀頭を唇に包み、舌でぺろぺろとなめる裕子。陰茎の裏から唇を這わせて、玉袋のところから亀頭へ、顔を横にしてハモニカします。円山のちんぽが、完全勃起してきて、硬くまなります。
「裕子、入れてやるよ、ちんぽ、欲しいんだろ」
硬くなったところで、円山は、しゃがみこみ、膝立になって、裕子の膣へ、勃起ちんぽを挿し込んでやるのです。
「はぁああ、ほしい、ほしい、欲しいですぅ、入れてほしいですぅ」
「そうだろ、ほうら、おおっ、はいるぞ」
「ううっ、ああっ、はぁああ、いい、いい、ああっ」
円山の勃起ちんぽが、裕子に入っていきます。亀頭が挿され、陰茎がはまっていきます。
「おおっ、裕子、おおっ、いいねぇ、とろとろ、気持ちいいねぇ」
「ああん、ひやぁああん、円山さまぁ、ああん」
ぶっすり、円山の勃起ちんぽを膣に咥えこんだ裕子が、顔をしかめ、表情を喜悦にまみれさせます。黄色い声が洩れだして、四畳半の和室にひろがります。ぐいぐい、円山のちんぽが、裕子のなかで、うごめきます。

-29-
キリッと締った顔立ちで、風鈴館のディレクターを務める才女の裕子を、縛り上げ、セックスをしている初老の男、円山明良。三階の一室は四畳半の畳部屋です。背凭れ十字の座椅子に、長襦袢一枚の裕子を開脚させ、Mの格好に縛り上げ、興奮の勃起ちんぽを、挿し込んでいるところです。
「ああん、あん、あん、ああん」
ぶすっ、ぶすっ、円山のちんぽが、裕子のおめこに、挿し込まれては抜かれます。とろとろ、28才裕子の熟したからだから汲み出される愛液で、交わるところはヌレヌレです。
「はぁあああ、円山さまぁ、ひぃいい、ひぃいい、いい、ですぅ、ううっ」
「おお、おお、裕子、久しぶりに、勃起してるぞ、おおっ」
裕子が喜悦に咽び呻くすがたを見て、円山の気持ちが高揚します。そうして一気に射精にまで持ち込んでいく円山です。
「ほうら、裕子、ほうら、どうだ、ほうら」
「ひやぁあ、ひやぁああ、ひやぁああっ」
背凭れを背負ったタスキ掛け、膝をひろげて持ち上げられて、背凭れ横板に括られている裕子です。碁盤の高さの座部、その正面からぶっすり、ナマの男ちんぽが、挿入されているのです。
「おおおっ、いいね、裕子、最高だ、いいね、いいよぉ」
「はぁああ、いい、いい、いいです、とっても、いいですぅ」
「そうだろ、いいね、裕子、かわいいね、裕子!」
「はぁああああ、円山さま、ひぃいいいいっ」
円山が、開脚M姿の裕子を、抱きます。脇腹から腕を入れ、背中へまわして抱きしめます。ぶっすり挿し込んだちんぽを、腰をローリングさせ、裕子の膣のなか、奥のほうを亀頭で擦ってやります。裕子がその擦りで、ヒイヒイと声をあげるから、円山はいっそう野獣になってやります。
「ひぃいいい、ひぃいいい、ひぃいい、ひぃいい、ああ、もっと、もっとですぅ」
「こうかい、こうかい、裕子、おお、いいねぇ、こうかい」
「ああ、ああ、もっと、もっと、もっと、おく、おく、おくですぅ」
「おおおおっ、こうかい、こうか、おお、おおっ」
ぐいぐい、膣口にちんぽの根元が沈み込むほどに完全挿入、円山が、ぎゅっと力を込めてやります。裕子が喜悦に叫びます。奥の奥、子宮口の丘が亀頭に擦られた裕子。
「ひぃいい、ひぃいいいっ、ひい、ひい、ひいい~っ」
ぐんぐん、裕子がアクメに昇っていきます。円山のちんぽはいっそうに勃起して、ギンギンです。スキンをつける円山、数秒の引き抜き、そうしてふたたびぶっすり挿し込んだまま、ぐいぐい、裕子の膣襞をこすっていって、裕子にオーガズムを迎えさせてしまったのです。

-30-
<アトリエの裕子>
裕子が木村春樹のアトリエを訪れたのは、土曜日の午後です。橋本関雪記念館白沙村荘の前を通って、まっすぐ銀閣寺の方へ、ではなくて哲学の道の方へと歩いて、橋を渡って山のほうへといきます。日本画家木村春樹の屋敷があります。裕子が前に、ここへ来たのがひと月前、まだ寒い日でした。商談はさておき、木村春樹が描く絵のモデルになるという名目で、ここを訪れた裕子でした。
「だいぶんあったかくなったね、裕子さん、梅の花が、咲きだしましたよ」
アトリエの窓からみえる庭の向こうです。山になっていく斜面のまえ、紅い梅の花が咲いているのが見えます。
「ええ、今日は、お天気もよろしいから、綺麗ですね」
春樹のいいぐさに、裕子は、大きなガラス窓の方をみて応えます。アトリエのなかは、空調が効いているから暖かいですが、外気はまだ寒いです。
「いいんでしょ、来てくれたというのは、いいんだよね」
「ええ、わたし、婚前の交渉って、認めますわ、そのほうが」
「そうだよね、相性ってのがあるから、ね」
裕子のカマかけに、春樹は本気なのかどうかはわからないまま、裕子に応えます。まえには、向こうの土蔵のなかで、関係した裕子です。一度関係してしまうと、会う限り、その関係になっていくのが女と男の関係だとも言えます。
「ああっ、先生、ああっ」
立ったまま、窓の方を見ている裕子のうしろから、春樹が抱きます。軽い抱擁ですが、コートを脱いだあとのセーターのうえから、前へ腕をまわす春樹です。アラフォー独身の春樹は、風鈴館のディレクターを務める才女の裕子と、同居してもいいなとの思いもよぎるのです。あの悶え方に、春樹こと東国が惚れた、のです。
「いい匂いだ、裕子くん、いい匂いだ」
「ああん、先生、くすぐったいですよぉ、ああっ」
ハスキーな声質の裕子です。うしろから抱かれ、耳元で囁かれるから、くすぐりの感覚です。うしろから抱いていた春樹が、前からの抱きにかえ、立ったまま、キッスをはじめます。目をつむった裕子の唇に、唇をかさねていく春樹です。
「ううっ、ふぅううっ、うっ、うっ」
唇をあわせたまま、柔らかいグレーのセーターの裾から、、春樹の手がはいります。裕子の手は、春樹の腋下から肩にかかります。明るいアトリエ、暖かいアトリエ、初春の光が大きなガラス窓から注いでいます。28才の裕子、日本画家として将来ある春樹に、身も心も、捧げていいとの思いです。

-31-
グレーのセーターのしたは白いスリップとブラジャーをつけた裕子です。セーターをめくりあげた春樹は、スリップとブラジャーをいっきに胸のうえにまでたくしあげ、乳房を露出させてしまいます。抱かれた裕子は、目をつむり、春樹の肩に手をおいて、なされるがままになります。
「あっ、あっ、だめ、ああっ、先生」
裕子は立ったままです。立ったままの春樹が、裕子が着たセーターとインナーを、両手でたくしあげ、乳房に顔をあてます。春樹は、裕子の右の乳輪から乳首に唇をかぶせます。そうして乳輪から乳首を、しゃぶるのです。
「ああん、先生、あん、いゃああん」
いきなりの行為に、裕子が戸惑います。まだアトリエを訪れて15分も経っていません。出版の話は、裕子に、任せるからよろしく頼むよ、と全面委任した日本画家の春樹でした。女の裕子を目の前にして、疼きをおさえることができないアラフォー独身男子の木村春樹です。
「ううん、きょうは、このアトリエで、モデルしてもらう、いいね」
明るいアトリエです。裕子は、手首を後ろにして括られ、その余りの紐が、セーターとインナーがめくりあがった胸へと巻かれてしまうのです。
「ああ、ここで、ですか、あかるい、あかるい、とっても」
「ふふふふ、夜になれば、暗くなる、夜になれば、ね」
じゃれるような言葉を交わされながらも、裕子は、乳房の下と乳房の上へ、腕ごと紐を巻かれてしまって、括られた手首の紐は、上から降ろされたフックに、結びつけられてしまったのです。
「いいねぇ、裕子さん、美人だな、いい顔だ、惚れちゃうよ」
後ろ手に括って立たせたままの裕子から、一歩二歩と後ずさりで離れた春樹が、眺めます。見られる裕子は、立ったままの姿でもぞもぞと、もがくのですが、思うほどには動かせません。
「あん、あん、ああん、先生、ああん」
「どうなさったのかな、裕子さん、とっても美しい、表情に、なられて、いますよ」
膝丈のタイトスカートを穿いたままの裕子。おっぱいが露出された胸。後ろ手に括られた裕子。どちらかといえば小柄な美人顔の裕子です。
「あん、いやん、先生ったら、いやですよぉ」
「まあ、スケッチよりも、写真だね、それに動画も、ね」
春樹は、アトリエの隅にセットしてある三脚のカメラを、裕子のまえに持ってきて置きます。動画と静止画が撮れるデジタルカメラです。でも、これはまだ、使われません。裕子がもっと裸にされてから、春樹の趣向も交えて写真に、動画に、されるのです。

-32-
手を後ろにして括られ、乳房の上と下に紐が巻かれ、立たされたままの裕子。胸のうえにまとめられたセーターと白スリップ、それにブラジャーを、頭のうしろから首後ろにまとめられてしまうと、上半身、裸になります。裕子の乳房は、それほど豊かではありませんが、上と下に渡された紐のあいだで、盛りあがっています。
「いいね、裕子さん、おっぱいを、誇張したいんんだよな、いいよね」
乳房の間、鳩尾の処の紐を絞り合わせて括られます。腕と乳房の間にも紐が入れられ結ばれます。
「あん、ああん、先生、ああん」
「ほうら、起ってくるだろ、わかるかね、乳首が、ほうら」
絞り上げられる乳房です。裕子は、為されるがままに、画家木村春樹の手によって、緊縛されていくのです。
「はぁああ、先生、そんなに、みちゃ、いやですよぉ」
「裕子さんの乳房だ、淡い色だね、白い肌だし、魅力だね」
「あん、そんなこと、おっしゃらないで、ああっ」
春樹が手にしているのは割箸です。二つに割って、二つに折られた四本の細い棒となった割箸です。裕子は、乳首をこの割箸に挟まれ、輪ゴムでキリキリに絞めあげられてしまうのです。
「いいかね、裕子さん、たっぷり、お楽しみ、するんだ、いいね」
「あっ、ああっ、あああっ」
裕子の顔が軋みます。痛さは感じませんが、何とも言えない細かな圧迫感です。右の乳首を挟まれ、左の乳首にも割箸を挟まれ、絞められてしまったのです。
「いいですか、裕子さん、28歳の感想を、お聞きしたいねぇ」
上半身が後ろ手に括られ、乳房を亀甲縛りにされたうえに、乳首に割箸を挟まれた裕子です。銀閣寺に近い山の辺、日本画家木村春樹のアトリエです。風鈴館ディレクターの裕子は、しだいに女に目覚めてきた二十歳の後半です。大学で美学を学び、美術館の学芸員から、美術品を扱う風鈴館のディレクターにと転職してきたところです。画家の春樹は、東国という雅号を持っていて、エロス絵画も手掛けている独身の40才です。
「はぁあ、先生、わたくし、こんなの、ああ、困りますわ、ああ」
「そうですか、裕子さんは、えむ系じゃないのかな、もっとノーマル?、エスじゃないよね」
「ああん、先生、そんな、微妙なこと、訊かないで、あっ、ちくびが、ああっ」
春樹は、会話しながら、裕子の乳首を挟んだ割箸を、弄っているので、裕子が反応してしまうのです。