えろす物語-伸子-
第二章-3-
2005.12.5〜2005.12..19

     

御室の調教から開放されて、伸子は自分のワンルームへ帰ってきた。身体のあちこちがズキズキと痛む。一人用の小さなバスタブで、首筋までお湯に浸かって、身体を弛緩させてあげる。
「わたしって、いったいナンなのよ、けっこう悦んだりして・・・ダメよね!悦んだりしちゃ・・・」
伸子は、直哉と御室の顔を思い浮かべながら、自分の身体に与えられる刺激のさまを思い起こしている。
「SMってゆうんだ、わたしのされたこと・・・なんで、感じちゃうんよ、このわたし・・・」
伸子は、狐につままれたような、倒錯の世界を、自分の身体を見つめながら、考えるのだった。

大学の写真部ボックスへ出向いた。来月の合同写真展に作品をだす打ち合わせだ。由美子も麻里も百合も、思い思いの服を着付けて顔を出していた。友子が定刻の時間を過ぎても、まだ来ない。
「友子、どうしたのかしら、最近、来ないわね・・・」
「彼氏ができたみたいよ、デートしてるんじゃない?」
「大木とかいう現代美術家、友子、首っ丈だもんね!」
伸子は、直哉をまだ見ていないことの方が、気になった。直哉から、御室の調教を受けるように、半ば強制された伸子だ。話題に入らないで、直哉の出席をドキドキしながら待っているのだった。

     

「あれ、伸子、手首にあざがついてる、どうしたの?」
由美子が、伸子の手首が赤くなっているのを発見して、訊いてきた。
「ええ、ちょっとぶつかっちゃったのよ、自転車に・・・なのよ・・・」
伸子は、由美子にあざを見つけられて、一瞬、ドキッとし、顔を赤らめてしまった。
その日は、友子も直哉も来なかった。諦めて帰り支度をしたころ、直哉からメールが入ってきた。河原町の例の喫茶店で待っている、というメールだった。
「直哉先輩から呼び出しだわ、どうしょう、ああ、やっぱり会いたい・・・」
伸子は、揺れ動く気持ちになったが、指定された喫茶店へと赴いた。

「どうだった?」
直哉は、会うなり伸子に聞いてきた。
「みんな心配してました。先輩が連絡なしで欠席だったから・・・」
「そう、それで、御室さんの方、どうだったの・・・?」
「・・・お会いしたけど、先輩、わたし、どうしたらいいのかわからなくなって・・・」
伸子は、直哉の前で、泣き出したくなってしまった。
「よかったの?このまま続けていってもいいんだよね?」
直哉が、御室からの調教を受け続ける了解を取っているのだ。伸子は、直哉からそう云われて、断る勇気もなかった。

     

伸子が、直哉のマンションへ連れてこられた。部屋へ入るとワンルームは、写真撮影器材がセットされ、天井近くに四本の鉄パイプが井の字に組まれていた。
<ぅうう〜わ〜これ、なによ・・・、ここでわたしを・・・撮影?ぁああ〜>
伸子は、セットされたルームを見るなり、目の前がクラクラしてきて、卒倒しそうになった。
<直哉先輩に、わたし調教されるの?!写真、撮られるの?!ぁああ〜だめですよ〜・・・>
「ねえ、伸子、いいんだろ、ボクが手ほどきしてあげる・・・いいんだろ!」
直哉は、伸子の顔を見つめて、小さな声で云った。

「ゆるして・・・許して・・・せんぱい、もうわたし、こんなのだめです、ゆるして・・・・」
伸子は、風火部屋での出来事を思い起こしながら、恐れと期待を込めてしまう。
「許すもんか、伸子は、オレの奴隷だ、いいね、オレを、ゴシュジンサマって呼ぶんだ、いいね!」
「あんまりきつくしないで、おねがいです、奴隷になっても、やさしくしてほしい・・・」
「いいよ、いいんだね、やさしくするよ!」
直哉は、そう云いながら、伸子を抱きしめてやる。そうして伸子の手首を縄で別々に縛りだした。
「あっ、ぁああっ・・・・」
伸子は目を閉じ、溜息のような、悶える声のような、甘い音色を醸しだした。直哉は、手首を縛った縄を、背伸びして鉄パイプに潜らせ、伸子の手をバンザイさせるようにして、上へあげさせていった。

     

被服をつけたままの伸子が、壁際にバンザイをした姿で、立っている。ブラウスにフレアースカートを着けた伸子。直哉にジロジロと見られて、頭をうなだれてしまう。直哉は、伸子を思うままに扱えると思うと、淫らな欲望が込みあがってきた。三脚に取り付けたカメラ。鉄パイプに止めた照明器具。欲望を満たせていく準備が揃った。直哉の手には、シャッターを切るレリーズが握られている。
「前をむいて、カメラをみて、伸子の記念写真だよ!」
着衣のままの伸子を撮っておくのだ。伸子の少しうっとりしたような表情を見計らって、シャッターをバシャっと切った。伸子は、シャッターの音に、かすかに身悶え反応した。

「さあ、伸子、どっから責められたいのかな、いってごらん・・・」
「・・・ゴジュジンサマのお好きなように、お責めくださいな・・・」
伸子は、行為を持っている直哉から責められ、遊ばれることに、期待の気持ちが湧いていた。特別な関係。他の4人の友だちとは違った、特別な関係を、伸子はむしろ嬉しいのだった。自由を奪われた自分を、直哉がいたぶり、責めてきて、いい気持ちになることに、内心ワクワクとしてもいるのだった。直哉が、いきなりブラウスのボタンを外しにかかった。

両手を拡げてバンザイの格好になった伸子。写真撮影のスタジオと化した直哉のルームで、着ているものを脱がせられていくのだ。ブラウスのボタンが外され、胸を拡げられた。ピンクの花柄ブラジャーが、照明に浮かび上がる。
「今日はピンクの下着なの!可愛いね、伸子!」
直哉は、伸子の着けたブラジャーの上から、乳房を揉みながら云う。
「ぁああ〜ん、せんぱい、ああっ、ゴシュジンサマ・・・・」
照明が当てられて、伸子自身がもう召使の役割に入っていく。
「スカートも脱がしちゃおうね、いいね!」
直哉は、内心ゾクゾクする感情を抑えながら、云う。

     

スカートが脱がされて、伸子はピンクの花柄パンティ姿になる。天井近くに組まれた鉄パイプに、両手を吊られるようにして伸ばした格好で、垂れたブラウスの下は、ブラジャーとパンティだけの姿になった伸子なのだ。
「ちょっとエロっぽいね、ふふっ、いいね〜伸子の下着姿、いいね〜!」
直哉は、手に持ったレリーズでシャッターを切っていく。縦位置で全身を撮り、アップで上半身を撮った。そうして直哉は、立ったままの伸子を抱きしめてやる。伸子は、上気したように頬を赤く染めて、直哉に抱かれて、スウウ〜ハアア〜と、喘ぐような声を洩らした。

ブラジャーの中へ手を入れられて、乳房をつかまれたとき、伸子は直哉の手の冷たさを感じた。直哉は、ブラジャーを着けさせたまま、手を入れて伸子の乳房を弄っていく。そうして腰からパンティの中へ手を挿し込み、股間を弄りだした。
「痴漢にやられたことあるんだろ、伸子、どんな風にされた、こんな風にされたのか!」
「ぁああ〜こんなエッチされてない・・・お尻さわられただけよ・・・・」
「じゃ〜ボクが、もっともっと触ってあげるよ、エッチしてやるよ!」
直哉は、手を上げた伸子の身体を執拗に撫ぜさすりながら、急所を抓んでは、また撫ぜさすっていく。こうして伸子が、男になぶられて喘ぎだすのを、観察しようとの魂胆なのだ。

パンティの内で、股間を弄る直哉の手。伸子は太腿をぴっちりと閉じ合わせて、直哉の侵入を拒む。乳房と股間をなぶられて、伸子はからだをくねらせ、お尻を後ろへ突き出すようにしながら、身悶えていくのだ。
「はああ〜ん、だめよ〜ゴジュジンサマ、だめ、こんなこと、ダメですぅうう・・・」
直哉がピンクの花柄ブラジャーを乳房の上へ持ち上げ、パンティを尻から降ろして太腿で留めたとき、伸子は、目がクラクラするほどに上気してしまった。
「いいね〜エッチな伸子、可愛いね〜丸見えになったよね〜!」
直哉は、伸子から離れ、カシャカシャと写真を撮る。
「足を拡げてみてよ、そのままで、足を拡げて・・・!」
カメラ位置から直哉が声をかける。伸子は暗示にかかったように、そろそろと足首を左右に拡げていくのだった。

     

伸子の漏らす息の音が、ふうぅ〜ふうぅ〜と吸い込んでは深く吐きだすような感じになってきた。手をバンザイして足を拡げだした伸子に、直哉はうっとりと見惚れてしまう。ピンクの花柄ブラジャーとパンティが、隠すべきところを隠さずに、首元へ持ち上げられ、太腿にズリ下げられて、直哉は伸子のからだに見惚れているのだ。撮影用照明が当てられて、伸子のからだはエロチックそのものに感じられる。
「伸子のからだって、ボリュームあるね、ぷりぷりだよね!」
「はぁああ〜はぁああ〜ふううぅ〜ふううぅ〜ああ〜ムズムズしちゃう・・・」
「下着をつけたままの伸子、エッチだね、こころもエッチなんだろ?!」
「ふぅああ〜そんな・・・そんなことありません・・・そんな・・・」
「女ってエッチなんだ、思いっきりエッチなんだ、ねえ、伸子」
「ぁああ〜エッチじゃないです・・・わたし、ぁああ〜えっち・・・」

直哉に乳房を揺すられていく。直哉のテクニックも上達してきた。伸子の急所のひとつは乳首だ。お乳の丘を握ってやり、乳首を搾り出すように突起させて爪先で弾いてやる。伸子は、突起した乳首を弾かれると、ピリピリと得体の知れない刺激がからだの芯へ届いてくるのだった。
「ほれ、伸子、この乳首、可愛いじゃない、ツンと突き出てさ〜!」
「ぁああ〜ん、ゴシュジンサマ、わたし、ぁああ〜だめです、そんな風に触らないで・・・」
太腿のつけ根を弄っていく直哉の手。陰毛を撫ぜあげると、伸子は、腰をくねらせるようにしてもがいた。
<足を拡げておけと命令されたわたし・・・ぁああ〜足を拡げておけと・・・ぁああ〜>
伸子は、股間の回りを撫ぜてくる直哉の手の感触を、受け入れだしているのだ。

     

「パンティを取ってしまおうね、そのほうがいいでしょ?足を閉じてごらん・・・!」
伸子の太腿に留められているピンクの花柄パンティ。直哉は、足を閉じた伸子の足元まで擦り降ろして抜き取ってやる。抜き取ったパンティを、伸子の顔に近づけて見せる。
「ぁああ〜そんなの、恥ずかしいわよ・・・見せないでよ〜仕舞っておいてよ・・・」
「まだ暖かい、ふわふわだよ、今夜の記念に頂いとくよ!」
「あああ〜そんなの、恥ずかしいじゃん、ダメ、だめ・・・」
バンザイをした格好でブラウスのボタンを外された伸子。下半身がすっぽんぽんになった。

「さあ、また、足を拡げてごらんよ、もう邪魔するものはなにもないんだから・・・」
伸子は、直哉の言葉に恥じらいの表情を見せる。照明の熱で頬が火照ってくる。年甲斐もなく頬を真っ赤に染めている。
「ぁああ〜ん、せんぱい・・・ああっ〜ゴシュジンサマ・・・恥ずかしい・・・」
「ふふっ、伸子、いいからだだね、むしゃぶりつきたい・・・!」
そういいながら、直哉はジッパーを降ろし、中からペニスだけを取り出した。直哉のペニスは、少し皮を被ったまま、勃起している。直哉は、自分でペニスを中ほどを握り、亀頭に被った皮をぎゅ〜っと剥いた。

「ほれ、伸子、オレのちんぽ見てごらん、こんなに大きくなっちゃった!」
直哉は、恥ずかし気もなく、己のペニスを伸子に曝け出して見せる。すでに伸子はほとんど裸にされて恥部を曝け出している。直哉は、自分のものにしてしまった伸子に、欲望をさらけだしていくのだった。
「ぁああ〜ん、ゴシュジンサマ、そんなに大きなの・・・ぁあ〜そんなの見せないで、恥ずかしいです・・・」
「伸子も見せてるんだから、オレも見せるんだ、見せっこだね、ふふっ!」
直哉は、伸子の目の前で、ペニスをしごきだした。顔を覆い隠すことも、出来ない伸子は、見て見ないふりをするしかない。
「ほれ、よく見て、オレのちんぽ見ろよ!」
直哉は、そう云いながら、伸子の股間へ、勃起したペニスの先を押し当てていくのだった。

     

「ちょっと足を拡げろよ!突っ込んでやるからさ・・・」
「ああ〜ん、そんな、いきなりそんなこと・・・ぁああ〜恥ずかしい・・・」
「だれも見ちゃいないんだから、恥ずかしがることないじゃん、拡げろよ!」
直哉は、ペニスの先を伸子のYの真ん中に押し当てて、足を拡げるよう要求しているのだ。手をバンザイした伸子は、直哉の云うように足を拡げだす。直哉はそのまま伸子の拡げた陰唇をペニスの腹で擦っていった。
「おお、柔らかい、伸子のお股、柔らかい〜!」
「ぁああ〜ん、だめ、そんなに急いじゃ、だめよ・・・」
伸子が大の字のした身体を、くねらす。直哉は、手に握ったペニスを、伸子の股間にこすりつけていく。

「ああっ、だめ、だめ、ダメよ・・・ぁああ〜ダメよ〜!」
直哉に大の字のまま抱きしめられて、股間に挿し込まれたペニスで陰唇を擦られる伸子。顔が火照り、上気していく伸子。
「ほれ、いい気持ちなんだろ!お乳プリプリ、いい感じ〜!」
直哉は、カメラのレリーズを手に持ち、伸子の後ろへまわった。背後から伸子を抱きしめる。そうしてなおも足を拡げさせ、尻を後ろへ突き出させ、ペニスを股間へ擦りつけていく。
「さあ、伸子、顔を上げて、カメラを見るんだ!」
「ぁああ〜だめ、ダメよ、こんなの、だめよ!」
カシャっとシャッターがきられる。直哉に弄ばれる伸子の姿を、写真に撮っていくというのだ。

「ほれほれ、伸子、顔をあげて、カメラを見るんだ、そう、そうして悦びな!」
直哉が伸子の右膝に縄を巻いた。その縄尻を頭の上のパイプに通し引き下げる。伸子の右足が浮き上がっていく。バンザイ姿で、ふとももが水平になるまで引き上げられて、カメラのシャッターが切られた。カシャ、カシャっと乾いた音が、聞こえる。
「ぁあああ〜ん、こんな姿を撮るなんて・・・ぁああ〜だめよ、ダメ、ダメ〜!」
伸子は、恥ずかしさと身体の秘所を弄られる感覚で、しだいに理性を失っていくのだった。

     

カメラの前で、手を拡げて上げ、右膝を水平に吊られた後ろから、直哉が伸子の身体を抱きしめる。首筋に唇を押し当て、耳の後ろへと軽いキッスをしていく。ふっくら盛り上がった乳房が、両脇から回された直哉の手に包まれる。
「ぁああ〜いや〜こそばい〜ぃいい、だめよ、はぁ、ああ〜ん」
「伸子は、オレのもんだ、オレの好きなようにできるんだよね」
「ぁああ〜ゴジュジンサマ、ぁああ〜すき、好きですぅ・・・」
カメラの側に立てかけた鏡を見ながら、直哉は伸子の身体を弄ってやるのだ。

伸子の拡がった股間へ、勃起したペニスを差込み、ペニスの棒で伸子の柔らかい秘唇をこすっていく。
「ぁああ〜だめ、感じちゃう、ぁあ〜こんな姿で、ぁああ〜だめ・・・」
ペニスの先が伸子の秘唇を割り、壷の中へと挿し入れられたのだ。
「ぁあ!伸子、びっちょり濡れてる・・・こりこり、いいよ!」
直哉は、ペニスを半分ほどヴァギナに潜らせた。ヌルっとした感触とキュっと締められる感触だ。
「あっ、ぁああ〜あっ、ぁああ〜ぁああ〜ん・・・」
右足を水平にした後ろからヴァギナへペニスを挿し込まれて、伸子は身体の芯を抉られる感触に、甘い悶えの声をあげだしてきた。

「伸子、いいね〜伸子、好きだよ、ああ、ビンビン感じちゃうよ!」
「ぁああ〜せんぱい・・・ぁああっ、ゴシュジンサマ、わたしも感じる、感じてるぅう・・・」
直哉は、伸子のヴァギナへペニスを抜き差ししながら、手に握ったレリーズでシャッターを切っていった。カシャ、カシャっとシャッターが切られる音で、伸子はますます快感を助長されていくのだ。
「いっぱい写真を撮っておこうね、いいね、伸子!」
「いいっ、いいっ、いいわ・・・ぁああ〜はぁああ・・・」
伸子は、好きな直哉の言いつけに素直に従っていく。言葉と音とが、ヴァギナへ挿し込まれた快感を、いっそう高めてしまうのだ。

     

直哉は、伸子を串刺しにしながら、まだ射精を控えなければならないと思う。たっぷり愉しみたい!伸子の喜悦する姿をいつまでも見て感じたい!
「あっ、ぁああ〜あっ、ぁああ〜ぁああ〜いきそォ〜いきそォ〜ぁあああ〜いく、いく!」
伸子がオーガズムを迎える寸前に来ているのだ。鏡を見る直哉は、苦しさに引き攣ったような伸子の表情を感じて、ずぼっとペニスを抜いた。
「伸子、何回でもいきそォにならせてあげる、そのほうが嬉しいだろ!」
「ぁああ〜そんな〜いっきに逝かせてほしいですぅウウ・・・」
「そのほうがいいよ、何度でも、いい気持ちになりそ〜なほうが・・・ね」
そう云いながら、直哉は、伸子の手首と右膝を括った縄を緩め、伸子の尻を床に降ろさせた。



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3-17 えろす物語-伸子-





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