えろす愛子物語
 -3-
 20〜25 2006.5.12〜2006.6.6

     

俊介が東京から京都へやってきたのは、土曜日の昼過ぎだった。愛子は京都駅まで迎えにいった。銀行の制服を脱いだ愛子は、ジーンズ姿だ。愛子の均整取れたスタイルに、行き交う男たちが視線を送る。愛子は、俊介を改札前で待っている。俊介が愛子の姿をみとめて、手をふりながら改札を通ってきた。
「愛ちゃん、来たよ、来ちゃったよ!」
「俊ちゃん、いらっしゃい、うれしいわ〜!」
夕方までの時間、俊介と愛子は古都を散策し、それから金閣寺近くのワンルームへ帰ってくるのだ。駅を後にして、地下鉄で北山まで行き、少し遅めの昼食をとる。ベーカリーの二階のレストラン。そうして清閑な北山界隈を散歩して、金閣寺近くまで帰ってきた。愛子も俊介も、会って直ぐにでも、抱き合いたい気持ちを押さえて、ワンルームに帰ってきたのだった。

     

愛子のワンルームから、大文字の山が見える。女の持ち物が整理されている六畳間だ。愛子は、銀行で課長からセクハラされてることを、俊介には知られたくないと思っている。週に一回か二回、ホテルでSMプレイを施されているとは、俊介は知らない。
「愛ちゃん、最近忙しくって、ストレス溜めてるんやね」
「うん、まあね、けっこう気つかうこと多いから・・・」
俊介の言葉に、愛子は、曖昧な返事を返す。ひところのように、二人きりになって、直ぐにセクスするという衝動が起こらなくなっている愛子だった。俊介の方は、ワンルームへ入るなり、愛子を求めようとしたのだが。

「わたし、銀行辞めるかも知れない・・・」
「じゃあ、東京へ来て、一緒に住もうか、ボクのところで・・・」
「うん、まあ、そのときには、ね、そうするかも・・・」
愛子は、俊介に肩を抱かれながらの会話で、そのように言い出した。愛子は、俊介を、気の許せる男として認めている。サラリーマンとして、生活の安心もある。でも愛子には、なにかふっ切れない気持ちがあった。銀行の上司、久保田課長と関係するようになって、特にその気持ちがぐらついてきたのだ。
「結婚しようか・・・」
ああ、ありきたりの結婚とセクスと子育て・・・。愛子は、久保田課長とのセクス、つまりSとMの世界への揺らめきと怖れを、胸に秘めながら、俊介との愛に、動揺するのだった。

俊介がキスを求めてきた。愛子は、そのまま受け入れる。整理箪笥に仕舞いこんだ道具、バイブと一緒に紅いロープの束を置いている。スケスケ下着も仕舞ってある。俊介にそれを見させて、施してほしい、愛子はそう思いながら、俊介に抱かれているのだ。
「ぅうっ、ふぅう、ふぅぁあ、ああっ・・・」
俊介に胸元を弄られだして、愛子は、うっすらと目を閉じ、俊介の股間に手を置いていた。ブラウスのボタンが外され、ブラが押し上げられて、乳房をまさぐられながら、愛子は、俊介のペニスを握っていくのだった。

     

愛子は、俊介の腰を弄りだして、ペニスを握っていく。硬くなったペニスをぐいっと根元に絞ってやって、亀頭を剥きだし、唇に咥えていくのだ。俊介のペニスは、久保田のより硬い感じがする。愛子は、俊介の方が、勃起力が強いのだと思う。
「ああ、おいしい、俊ちゃん、おおきい、大きいわぁ」
「ああ、愛ちゃん、もっと大きくしておくれよ、久しぶりだもんね」
愛子がペニスをしゃぶりだすと、俊介も負けじとばかりに、愛子の乳房をまさぐり、股間を弄っていく。陰毛の裾から、クリトリスを包んだ皮をつまんでやり、陰唇を拡げるようにして、指を奥へ沈めていってやる。
「はぁああ、俊ちゃん、ああ、もっと、奥、やさしく、あああ、やさしく揉んでぇ・・・」
「ああ、こうかい、こんなふうかい・・・」
「そうよ、そう、ああ、ああっ、ふぅあ、あ、ふぅうう、あ・・・」
俊介のペニスの根元を握り、亀頭を振りふりしながら、唇でこすり、チツまわりを揉んでもらって悶えこえをあげる。

愛子が裸にされ、俊介が裸になる。愛子が寝ているピンクのシングルベッド。愛子と俊介は、床からベッドに移り、抱き合う。俊介が乳房を揉みながら乳首に唇をつけて、キュツと吸ってやる。愛子は、俊介のペニスを握ったまま、きつく握って、しごいていく。
「ああ、ああ、いい、いいわぁ、ああん、いい、いいわぁ・・・」
「ああ、愛ちゃん、いいよ、もっと、いい気持ちになれよ・・・」
足と足を絡ませ、胸と胸をあわせてこすりあい、愛子の腕が背中にまわり、俊介の腕が愛子をしたから抱きしめる。
「入れる、ああ、入れるから、足、あしをひらいて・・・」
俊介の言葉に、愛子は、膝をたて、太腿をひろげて、俊介を受け入れていく。愛子の脳裏に、箪笥し仕舞われた道具が浮かぶ。
<ああ、俊ちゃん、わたし、もっともっと高いとこへいかせてほしいの・・・>
俊介に抱かれながら、愛子は頭のなかで、叫んでいるのだった。

     

俊介のペニスを、ぐいぐいとからだの奥へと埋め込まれて、愛子は悶えて呻いていく。
「ふぅあ、ふぅあ、はぁあ、ひぃい、ひぃいい、はぁあ、はぁあ、もっと・・・」
俊介は、愛子が洩らすはあはあ悶え声に、びんびんにたぎらせたペニスを挿しこんでは抜いてやる。
「愛ちゃん、いいんだろ、ああ、オレ、いい、いきそうだぜ、ああ」
「ああん、まだ、まだ、まだよ、もっと、ああ、もっとゴシゴシやって」
愛子は、俊介の抜き挿しがもどかしい感じがして、騎上位になる。俊介をベッドに仰向かせ、腰に馬乗りになって、チツの中へペニスを埋め込むのだ。ヌルヌルに濡れたペニスとチツからは、ぺちょぺちょ淫らな音をたて、愛子のお尻が上下する。

「ああ、ああ、ああっ、いい、いい、いいわ〜ぁああ〜」
「おお、おおっ、ああ、出る、でるぞ!」
俊介は、愛子の乳房をまさぐり、ぐりぐり揉んでやりながら、射精準備に入っていくのだ。
「ああ、まだ、まだ、俊ちゃん、もっと、もっと〜!」
愛子は、俊介のペニスの硬さが増して、ビンビンになっているのを感じる。腰を前へ、後ろへとスライドさせて、ペニスをチツのなかでぐりぐり回して、そうして射精させてあげるのだ。
「あああ、出る、出るううぅっ!」
「ああ、わたしも、ああ、いい、いく、いく、ああ、いくうぅ、ううっ、うううっ・・・」
俊介が、発射寸前に昇った。愛子は腰の動きを止め、お尻を膝にぺたんと置いて、陰毛をこすりあわせながら、チツの中にペニスを真直ぐ立たせ、しっかり包み込んだ。俊介の弾が、子宮の口で、ぴしゅんぴしゅんと飛ばされる。愛子は俊介の精子を、きっちり受け留める。そうして二人は果てていくのだった。

     

いちど果ててしまったあと、愛子がシャワーを浴びる。愛子が股間にへばりついた愛液を洗い落としているところへ、俊介がシャワールームへ入ってきた。狭いシャワールームだ。愛子は、俊介の裸に、シャワーをかけてあげる。お互いに素っ裸だ。
「ねえ、大きくしてあげる、いいわね」
シャワーを止め、一発発射して萎えている俊介のペニスを、愛子が握る。ペニスをぎゅっと握られた俊介は、愛子の乳房を握ってやる。
「あとで、もっといいことして、ね、俊ちゃん」
愛子は、握ったペニスを俊介の根元へ、ぎゅぎゅっと押し込み、そうして上へと動かし、萎えたペニスをしごいていく。
「ううん、愛ちゃん、ああ、たっぷり楽しもうね」

愛子が先にシャワールームから出て、バスタオルでからだを拭きながら、愛子は、戦略を考えている。スケスケネグリを着て、俊介を挑発してやろう。箪笥の引き出しの中が見えるようにしておいて、俊介に見せてあげる。愛子は黄色いスケスケネグリをつけて、俊介がシャワーからあがってくるのを待っている。
<ああ、わたし、いじめて欲しいのよね、課長に負けないくらいに・・・>
愛子は、久保田課長のSM仕込みに抵抗しながらも、快感をえてしまう自分を、哀れで悲しく思う。いっそ俊介に同じことをしてもらって、久保田課長との縁を切りたい。銀行を辞めて、俊介と同居してもいい。愛子は、いろいろ思いながら、俊介を待つのだった。

     

俊介は、シャワールームから戻って愛子の姿を見るなり、生唾を飲む思いで、驚いてしまう。セクシーな愛子だった。これまで見たことがない、愛子の下着姿だ。箪笥の引き出しが開かれ、中が見える。俊介は、箪笥の中にしまわれたバイブをみとめ、紅いロープの束をみとめ、愛子がつける下着をみとめた。
「今日は、どうしたの、驚いちゃうな・・・」
「ううん、ちょっと冒険してもいいかな〜なんて、わたし・・・」
愛子は、俊介に見せびらかすように、スケスケネグリの裾をもって、開いていった。
「ねえ、俊ちゃん、好きにしていいのよ、わたしを、ねっ」
愛子の言葉に、俊介はめらめらと情欲を燃え上がらせる。知った女だとはいえ、セクシー姿の愛子だ。

紅いロープとバイブを、俊介は手に持って愛子に尋ねる。
「これを使って、ってことだよね、面白いね、いいね」
俊介とて男だ。女を苛めてイカセたい欲望がある。世田谷のマンションでは、バイブを使ってやったこともある。それを京都の愛子のルームでも出来るとは、ゆめゆめ思わなかったことだ。
「これでね、縛ってやろうかな、愛ちゃん」
素っ裸のままの俊介が、紅いロープの束を手にして、愛子に言うのだった。愛子は、俯いたまま、首をかすかに、縦にふる仕草を見せた。
「じゃぁね、愛ちゃん、手を出しな、合わせて前へ、さ」
俊介は、愛子のふくよかな肢体を眺めながら、そう命令するのだった。

     

紅いロープを伸ばして二つ折りにした俊介は、差し出された愛子の手首を、重ねて二重に巻いた。そうして手首と手首の間へロープを通し、二重に巻いて括ってやった。
「愛ちゃん、どうする、オレがやりたいようにしたらええんか」
俊介の問いに、愛子は、首をこっくりうなずかせる。愛子は、黄色いスケスケネグリを着けたままだ。化粧を落とした愛子の頬が、赤らんできている。俊介は、淫らな気分に満たされていく。
「俊ちゃん、好きにして、ああ、好きにしていいん、わたし、いいんよ」
俊介は、どうしたものかと思いながら、壁際にあるステンレスの洋服掛を利用してやろうと思った。愛子の通勤服が掛かった洋服掛だ。高さは胸のあたりだ。これを部屋の真ん中へ移動させ、掛けられた洋服を左右に押しやり、真ん中を棒だけにした。

「この下に寝そべってごらんよ」
俊介が、愛子の手首をもって、床に寝させる。愛子は、俊介がするように従おうと思っている。言いつけどうり、洋服掛の下に寝転んだ。俊介は、愛子の手首を括った紅いロープを、棒の上から二重に巻いていく。愛子の手首が真直ぐにあげられたところまで引上げて、余ったロープを開いて縦棒に回し、愛子の足首に括っていくのだった。
「はぁあ、はぁあ、はぁああ・・・」
愛子の吐く息の音が、高鳴ってきている。愛子は、手首を重ねて括られ、上へあげ、足首を広げて括られて、Vの字にされてしまったのだった。

     

「ああ、ああっ、ああ、俊ちゃん、ああ、わたし・・・」
「どうした、愛ちゃん、どうしたんだい、こんなの、やって欲しかったの?」
「ああ、ああ、わたし、ああ、どうしょう、ああ、俊ちゃん・・・」
愛子は、俊介から、用意したロープでからだを固定させられて、気が遠くなっていくような気分になっている。俊介は、手を吊り上げ、股間を広げた愛子の姿を見て、男の心をくすぐられていく。
「あ、あ、ば、い、ぶ、ああ、ばいぶ、ああ、わたし、ああ・・・」
愛子は、正気を失ったかのように、俊介のまえで、自分の中へ陶酔していくのだった。

俊介は、裸のままだ。愛子のスケスケネグリ脱がせて手首に巻きつけ、腰で括った紐を解いて股間を丸出しにしていった。太腿が広げられ、真上をむいた陰毛のふもとにぱっくり開いた陰唇がある。俊介は、愛子の開いた股間に見入った。
「ああ、お医者さん、お医者さんして、俊ちゃん、わたし患者さん・・・」
愛子は、うわごとのように、俊介にいう。俊介は、ひとりで上気していく愛子の姿をみながら、愛子の心の中を覗いたような気持ちになる。
「愛ちゃん、今夜はどうしたの、ボクが好きなんだよね、愛ちゃん」
「ああ、俊ちゃん、わたし、だめになりそう、ああ、俊ちゃん・・・」
俊介は、愛子の洩らす言葉で、女の秘密を見た思いで、ゾクゾクと情欲を満たしていくのだった。

     

床に尻を置き、物干しハンガーに足を広げて括られた裸の愛子の前に、ピンクのバイブを持った、裸の俊介が座った。
「ああ、俊ちゃん、ああ、わたしをいじめて、ああ、ああ、わたしを・・・」
「ああ、いいとも、愛ちゃんのゆうとおり、おもいっきり苛めてあげるよ」
俊介は、愛子の悶える哀願に、かっかと血を昇らせて、自制心失うかのようになった。夢にまでみる女弄りだ。自由を奪った愛子を、自由自在にあやつれる。手首を括った愛子の手は、引上げられている。ふたつの乳房が、開放されている。足膝を広げさせて括った紅いロープが、手首と繋がっている。俊介は、愛子の乳房を軽く握って、ゆさゆさと揺すってやる。そうして右手に持ったピンクのバイブを、愛子の口につけさせる。
「ほれ、まづは、バイブで、愉しもうよ、ね」
ゆっくり時間をかけて、愛子をいたぶり、それから本番、ペニスを挿入する。俊介は、おもいがけないご馳走に、うずうずしてきたのだ。

愛子がバイブを咥内に含んだところで、スイッチを入れた。ぶゆんびゆん、ジジジジ・・・、バイブがちいさな唸りを立てて、愛子の咥内で、蠢いていく。
「うううっ、ううっ、うう、ううっ」
乳房を握られ、バイブを口に入れた愛子が、悶えるように声を洩らした。愛子の悶えだす呻き声と表情を見た俊介は、ペニズがぐんぐん勃起していくのがわかった。俊介は、我慢ができなくなる。バイブを咥内に入れさせたまま、ペニスの先を愛子のチツにあてがった。先走りの透明液が、愛子のチツ汁とまざって、ぬるぬるになる。
「ううううっ、ううっ」
愛子の放心してとろんとした目つきを見た俊介は、そのまま勃起ペニスを、ぐぐっとチツに挿しこんでいった。

     

愛子の咥内のバイブを抜き、乳房にあてがってやる。びゅんびゅん、ジジジジ、くねくねバイブが、愛子のお乳の丘を、撫ぜていく。広げたチツにペニスを挿入したままだ。
「ほれ、ほれ、あ、あ、愛子、ほれ、ほれ」
「ぅうあぁ、ああ、ふぅうぁああ、はぁああ、ああ、いい、いい、もっとしてぇ・・・」
俊介が怒り立ったように愛子を攻めたて、愛子は俊介の荒っぽいやり方に、喜悦の声をあげていく。
「ああ、ああっ、あああっ、いい、いい、いいっ・・・」
俊介のペニスを受け入れた愛子は、お乳をまさぐるバイブの刺激と相まって、ズキンズキントの快感に酔っていく。俊介とて、愛子が悶える姿をみとめて、硬く勃起したペニスを亀頭を残すところまで抜いて、ぶすぶすっと挿しこんでやる。

「あああ、いい、いいわぁ、ああっ、いい、いいっ」
からだを動かす自由を奪われた愛子は、バイブの振動とペニスの挿入で、秘汁をびしゃびしゃと汲みだし、腰まわりをべとべとに濡らしている。ぶすぶす挿しこまれるペニスは、愛子を昂ぶらせると同時に、俊介をも昂ぶらせているのだ。
「愛子、ほれ、愛子、いいぜ、ヌルヌル、感じる、いいぜ!」
「あああ、わたしも、ああ、いい、いい・・・」
先に一発抜いた俊介は、長持ちする。愛子の悶え呻く声で、ますますペニスがいきりたってくる。べとべと、ヌルヌルになった愛子のチツへ、ブスブスとイキったペニスを挿しこんでは抜いていくのだった。

     

愛子の頭の中は、俊介からぐりぐりと、チツの襞を刺激されながら、犯されている妄想を描いていた。見知らぬ男に侵入されて、縛られ自由を奪われたまま、強引に犯されている。手を吊られ、足を広げさせられて括られたまま、膣奥へ勃起したナマペニスを挿しこまれては抜き去られている。
「ああ、はぁああ、ゆるして、ああ、だめ、ああ、だめ」
「愛子、ああ、バイブの方がいんのい」
「ああ、だめ、なま、ナマ、ああ、ちんぽ、ああ、いい」
俊介は、ナマを挿入しながら、乳房まわりを刺激していたバイブを、愛子のクリトリスにあてがってやる。愛子が、悲鳴にも似た声をあげる。俊介は、射精の臨海に達してきていた。

俊介は、ナマペニスを抜いて、バイブを挿しこんでいく。もう濡れて開ききった愛子へ、ぶすっと挿し込み、スイッチを強にしてやる。
「ぐぅうう、ああ、ふぅううっ、だめ、ぐぅああん、だめぇ」
愛子の股間が大きく膨れ上がって、透明なぬるぬる汁が、どくどくと流れ出てきた。俊介は、勃起したペニスを少し休ませ、バイブでかきまわして抜き去り、ふたたびナマペニスをぐぐっと挿しこんでいった。
「あああ、あああ、いく、ぅうう、ううっ、ああ、いい、いい、いいくぅ、うううっ」
愛子は、太腿の内側をピクピクと痙攣させながら、吊られたからだを小刻みに揺すっていった。
ピンピンに勃起した俊介のペニスが、ぐっと膨張して、ぴゅっと精子を飛びださせた。

     

俊介は、これまでにはない昂奮を覚えた。愛子の悶えように刺激されたのだ。愛子は、この夜、気を失うほどに錯乱しながら、快感を迎えた。これまでになかった快感だった。
「ああ、俊ちゃん、よかった、わたし、ああ、よかった」
「愛ちゃん、これまでの愛ちゃんじゃないみたいだった」
俊介は、愛子の悶え呻いたすがたを想い起こしながら、女が悶え打つすざまじさにのめり込んでいったのだ。俊介は、愛子を愛しているんだと思った。愛子もまた、俊介を愛していると思った。

俊介が東京へ戻る日曜日の夕方、愛子は、駅前ホテルのレストランで、結婚を意識した。銀行を辞めて、東京で俊介と一緒に暮らしたい。
「東京へ来てくれるんだったら、ボクは歓迎するよ・・・」
「ほんと、ね、わたし俊ちゃんに奉仕します、ふふっ」
東京行きの希望を持った愛子は、俊介を新幹線のホームまで見送った。昨夜のセクスの余韻を胸に滲みこませたまま、愛子は、金閣寺近くのワンルームへと戻っていったのだった。

(この章、終わり)



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